価格を抑えて組むにはどのパーツを重要視するべきか?
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近年以前よりも増して世界的にスケートボード需要が高まっています。
Primeでも日々新たにスケートボードをお求めになる方がお越しになり、組み上げております。
しかし決まった予算内でスケートボードを組み上げたい場合、
一体どのパーツを妥協してはならないのか?
本日はその話をしていきたいと思います。
スケートボードを組みたいと思ったらまずはここを見てください
スケートボードは主に
・DECK/デッキ:板、ボードの部分を指す
・TRUCK/トラック:ターン性能、軽さを決める車軸部分
・WHEEL/ウィール:車輪
・BEARING/ベアリング:車輪の中に入る動力パーツ
この4点で構成されます。
全てをハイスペックなパーツで組み上げるプロセッティングの場合は¥40,000前後の費用が掛かります。
しかし、予算が限られている場合は一体どのパーツに重きを置いて組んでいけば良いのか。
それでは各パーツごとに見ていきましょう。
>デッキについて
デッキについて詳しく知りたい方はまずはここを見てください >
デッキは平均¥13,000 〜 ¥15,000程度の価格になります。そのような価格の所謂「プロデッキ」はスケートボードの材質として最も優れたカナディアンメイプルを用いて作られております。
この「カナディアンメープル」は「かなりの強度」と「高い反発力」を持ち、激しい滑りに耐えうるよう設計されています。
ですが「初心者の方」または「クルーザーベースで組みたい場合」は、そのような「強度」は必要ないかも知れません。
最初から良い物で練習するに越したことは無いのですが、予算が限られている場合は「ブランクデッキ(無地のデッキ) >」など価格の安いウッドデッキを使用しても良いと思います。
つまりデッキはコストを抑えてもいいパーツです
>トラックについて
トラックについて詳しく知りたい方はまずはここを見てください >
トラックはターン性能や軽さを決めるスケートボードの中心部分、車軸です。価格は¥10,000 〜 20,000くらいまで幅広く種類があります。
トラックはスケートボードの中で最も高寿命のパーツです。そして軽量なトラックは少ない力でスケートボードをコントロール出来ます。今後トリックなどしていきたい方は積極的に軽いトラックを導入していくことをオススメします。
またクルーザーを組みたい方もトラックにはコストを掛けて欲しいです。巷に出回る低価格コンプリートに使われているトラックは
人間の体重を受け止めてターンして走るので、かなりの強度が必要です。軽量なモデルは選ばなくても良いので、必ず由緒正しきスケートボードブランドを使用して頂きたいです。
>ウィールについて
ウィールについて詳しく知りたい方はまずはここを見てください >
ウィールはスケートボードの車輪、大きく分けて2種類「トリック用」と「クルーザー用(街乗り専用)」に分かれます。
価格は¥4,000 〜 ¥12,000くらいとこちらも幅広く存在します。
グリップ性能や摩擦耐性など高級なウィールはもちろん性能が高いです。ミリ単位の口径や、太さ、硬さなど、玄人になればなるほど、各スケーターが非常にこだわりを持って選んでいるパーツと言えます。
僕個人の意見ですが、初心者の方がその差が体感できるかというと難しいと思います。とりあえず始めてみたい、乗ってみたいという場合は
ウィールについて価格を抑えても良いと思います。
使い込んで小さくなれば、5分程度で簡単に交換できるパーツですので、悩みすぎてしまうには時間がもったいないです。
トリック、クルーザーウィール共に低価格なものでも十分にスケートボードは楽しめます。
>ベアリングについて
ベアリングについて詳しく知りたい方はまずはここを見てください
ベアリングとはウィールの中心に圧入する軸受でスケートボードの「唯一の動力パーツ」です。価格は¥2,000 〜 ¥30,000までパーツの中で最も価格帯が広いです。
それもそのはず、スケートボードが「如何に長く走り続けられるか」はこのベアリングのスペックで決まります。
つまりスペックを上げれば長い距離を走り続けることも速いスピードを出すこともできますが、スペックを下げるとその逆ですぐに止まってしまうようなスケートボードになります。
トリック用に組みたい方は欲を言えば¥5,000程度のベアリングを使って欲しいところ。最低でも¥3,000クラスのグレードの物を使用しましょう。
着地の衝撃・ターンやドライブ時の横からの圧がダイレクトにベアリングにはかかります。
数百円程度のあまり安いベアリングを使用すると、あっという間に大破します。
クルーザーは走る目的なので、衝撃は少ないはずです。¥1,000クラスのベアリングでもまず楽しむことは可能ですが、気持ちよく走りたい、1回のプッシュで長い距離を走りたい場合はグレードを上げて下さい。
走行性の向上を劇的に体感できるパーツです。
>最後に
ざっと個人的な意見を説明させて頂きました。結果としていうと
「トラック」と「ベアリング」には妥協しないで欲しい
です。
せっかく始めるスケートボード。最初から楽しく、気持ちよく乗るためにはこの2つのパーツが肝です。様々なパーツやグレードがあり迷ってしまいますが、以上の2点のパーツを気をつけながら、トータル¥25,000くらいのスケートボードが作れれば初心者にはベストな1台でしょう。
まずは始めてみましょう! 分からないことが有れば、いつでもPrimeに来てください。