
BOONIE HATの奥深さ | BUZZ RICKSONS
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1960年代のベトナム戦争を起源に広く知られる事となったBOONIE HAT。暑く湿気の多いジャングル環境に対応するため、つば広で通気性が良く、日差しや雨から守れる帽子として開発されたといいます。
90年代に入るとストリート業界でのファッションアイテムとして定番化し、現代に至ります。僕も合わせやすさと、利便性から着用する機会が多い帽子です。
当店でも毎年必ず入荷させているアイテムですが、究極のBOONIE HATが入荷しているので、紹介させて頂きます。
BUZZ RICKSON'S ERDL CAMOUFLAGE BONNIE HAT - ¥13,200(tax in)
ERDLカモ柄のブーニーハット。帽子のまわりに付いているループは、枝や葉っぱを差し込んで迷彩効果を高められるという、本来のミリタリーらしい本格ディテールがしっかり残っています。
この「ERDLカモフラージュ」が誕生したのは1965年ごろ。米軍がジャングル戦用に開発したもので、繁った葉をモチーフにしたデザインは「リーフパターン」とも呼ばれています。最初はコットンポプリン生地でしたが、後期モデルになると裂けに強いコットンリップストップに改良されるなど、機能性もしっかり進化。
ちなみに「ERDL」という名前は、アメリカ陸軍の研究所 Engineer Research and Development Laboratory の頭文字からきています。ミリタリー好きにはおなじみの歴史あるカモ柄なんです。
リアルミリタリーの存在感そのままに、ファッション性を高めた究極のリメイク。つばの絶妙な長さが、ファッションに溶けこむベストな設計となっています。
原作に忠実な厚手の生地が洗うごとに色褪せて古着のエイジングを体感できます。
BUZZ RICKSON'S GOLD TIGER CAMOUFLAGE BONNIE HAT - ¥9,790(tax in)
タイガーストライプ柄のブーニーハットです。
この柄、実は映画『グリーン・ベレー』でジョン・ウェインが着用していたことから、「ジョン・ウェイン・パターン」とも呼ばれているんです。色味は本来濃い緑の迷彩ですが、ベトナムの暑く湿った環境で激しく色あせした感じを再現しているので、使い込んだ味わいが楽しめます。
こちらはよりツバが短く、折り返して被るなどのオリジナリティが出せます。
個人的にBOONIE HATには無地トップスが最強だと思っています。
ハットは被る人を選ぶようなイメージですが、実はそんなことはなく。被ってみるとハマってしまう方が続出の小物です。
無骨なミリタリーアイテムでもファッションブランドによって作り変えられて印象を変えます。自信を持っておすすめする、BUZZ RICKSONS。是非手にとって見て下さい。
■BUZZ RICKSON'S(バズリクソンズ)
1993年に誕生したフライトジャケットの歴史と誇りを追求するブランド。その復刻作業は当時のMIL SPEC(軍用という過酷な環境に耐えうるよう定められた規格)に基づいたもので、糸の紡績から織り、生地の素材、各部の軍用パーツ、全体のフォルムに至るまで徹底的にこだわり、一着一着にクラフツマンシップを込め、ヴィンテージのフライトジャケットが持つ魅力を再現している。