スケートシューズの選び方
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スケートボードを始めたら、次に必要なものそれは「スケートシューズ」です。見た目は通常のスニーカーと変わらないですが、一体どんな違いがあるのか。どうぞお付き合い下さい。
そもそもスケートシューズとは何か
もはや、バスケットシューズ、サッカーシューズなどのスポーツシューズのジャンルにスケートシューズが入っています。それほど人気が高いのはなぜなのか。
他のスポーツシューズには無い高いファッション性。ローテクな見た目からは想像が付かないほど、内部に高い機能を秘めている。
そしてスケートボード店以外に出回らないという、手に入りづらさが魅力なのでは。そんなスケートシューズですが、一体そんなに何が違うのか。上の写真にある SUPER STAR VULC を例に見ていきましょう。
まずこのタン(ベロ)部分にクッションを入れ、よりフィットするように。一昔前は過剰なほど厚い物が入れられておりましたが、現在は時代と共に、薄く機動性も重視したものに変わってきております。このタンはデッキが足の上に落ちた時にも足の甲を守ってくれます。これで何度も救われています。足の甲は意外と怪我をしやすいのです。
歩く動きだけなく、縦、横の動きがとても激しいスケートボードは自由自在に足の裏を動かす必要があります。他のスポーツにも同じことが言えるのかも知れませんが、スケートボードは足の指の動きまでデッキに正確に伝える必要があります。
複雑なソールのグリップパターン。この複雑な模様のグリップが履き古したような、柔らかいソールを生み出しています。慣らし履きする必要がなく、履いたその日から思い切り”不安なく”スケートが出来るのが魅力です。
一度足を入れると病みつきになります。
インソールがもたらす効果とは
何と言っても、このスケートシューズの魅力はこのインソールです。プロスケーターにもなると、10段以上の階段を飛んで着地なんてことは日常茶飯事。スケーターの命、足を守る過剰なほどのクッション性を秘めています。
スケーターが一番酷使するのはやはり下半身。特に足首や膝を悪くする人があとを絶ちません。スケートシューズは通常のスニーカーと比較し、軽量、耐久性はもちろん秀でたクッション性を備えている事からスケーターでなくてもその履き心地に惚れ込む方が後を絶ちません。特に理容、美容師の方など、立ち仕事の方には人気が高い印象です。
インソールは各メーカーやモデルによって異なり、各社が威信をかけて日々開発しています。普通のスニーカーとの違いを、足を入れた瞬間に体験できるでしょう。
スケートシューズの素材選び
普段履くスニーカーの場合は "見た目だけ" で選ぶかと思いますが、素材はスケートボードではとても重要です。大きく分類すると「スエード」「レザー」「キャンバス」の3つが多いです。
スエード
まずはスケートシューズで最も多く使われているスエード素材。要は裏皮です。柔らかく、起毛しておりデッキテープに良く食い付き、耐久性も抜群です。「スエードしか使わない」という人は非常に多い人気の素材。
レザー
レザー素材。大人な雰囲気漂う高級感ある見た目に惹かれます。スケートシューズとしての機能も劣っていません。スエードと同じ位の耐久性を持ち、履けば履くほど柔らかくなっていきます。デッキテープへの食い付きの面だけ、ややスエードより劣る印象です。
キャンバス
ライトな印象で人気のキャンバス素材。スケートシューズでも定番で採用される素材です。キャンバスは履き続けても伸びにくく、型を保てるのが特徴。もちろん柔らかいので、スケートシューズには最適です。デッキテープへの食い付きはスエードと同様に良いですが、耐久性の面では最下位になりますが、他の素材と比較すると安価です。
スケートシューズのサイズ選び
最後になりますが、スケートシューズのサイズの選び方です。
一般的にシューズを買う時は、皆さん "やや大きめ" を選んでいませんか?大きめの方がゆったりと履けますし、脱ぎ履きも楽ですよね。大体0.5cm〜1.0cmは大きめを選ばれているのかな。と思います。
スケートボードをより上達する為には、ジャストサイズを選ぶ必要があります。
というもの、つま先の動きがとても重要なスケートボードのトリックはジャストサイズで無ければ繊細な動きが出来ません。より素足に近いサイズ感覚が求められると言う訳です。スケートシューズは多くがスエード、キャンバス、レザー素材で出来ています。選ぶ際は、ジャストサイズを選んで下さい。履いているうちにすぐに伸びてきます。
自分の足が意外と小さいことに驚いた記憶があります。最初は慣れなくてキツイと思うかもしれませんが、絶対に調子は上がります!
最後に
長くなりましたが、「スケートシューズの選び方のまとめ」はいかがでしたか。
シューズはデッキと同じくらい消耗するスケーターの必需品です。僕もとてつもない足数を履き潰してきました。気に入ったシューズは一気に5足くらい買い溜めした事もありました(笑)
モノ選びはスケートボードの楽しみであり、魅力の1つです。
セッティングのことで不安があれば、何でも聞いて下さい。
shintaroll