デッキの選び方
Share
スケートボードを始める方へ
Prime 信太郎です。
ではスケートボードを選ぶとき、何が重要なのか?
デッキのサイズでも、トラックの車高の「HIGH」「LOW」でもなく、気に入ったデザインのデッキだと思います。僕がスケートボードを始めた時もそうでした。
店員さんに相談しながらデッキから選んで、自分だけの1台を組み上げる。何が何だか分からないけど、とにかく嬉しくて写真を撮りまくった記憶があります。最初の1台って、今後のスケートボード人生を大きく動かす "モチベーション" だと思います。
「先輩にもらった」「彼氏と一緒に」「子供と一緒に」「兄弟が持ってた」など...
いろんな理由で始める方がいると思いますが、自分で初めて買う1台はとにかく妥協しないでこだわって下さい。最高に気に入ったデザインのスケートボードを選べば、毎日乗りたくなります。
...とはいえ、デッキの構造を知らないと心配
だと思いますので、以下にしっかりと説明させて頂きました。長くなりますが、お付き合い頂ければ嬉しいです。
> まずはデッキを選ぶ
スケートボードを始める際に一番最初に選ぶ必要がある板。通称「DECK / デッキ」と呼ばれます。とにかく無数にあり選ぶだけでも一苦労ですよね。
デッキはスケートボードの"顔"であり自己表現。そしてスケーターの1番のお洒落です。皆、他人が乗っているデッキのブランドやデザインを見ています。
無地のデッキなどもありますが、是非こだわって選んで欲しいと思います。
> デッキの幅でなにが変わるか
まずスケートボードショップに行ったり、ウェブを見たりしてみるとデザインの違いはもちろん、「サイズ」の多さに戸惑うと思います。
デッキの幅ってなんだ?
購入するときに一番最初に直面する疑問だと思います。細かいですが、デッキのサイズ別に僕の長いスケートボードの経験とトレンドに基づく「主観」で解説させてください。
・7.5 ~ 7.625 inch
10年以上前までは一番人気があったサイズですが、現在では主に女性、子供がメイン。幅が狭く短いので、力の無い方でも取り回しやすいサイズです。
・7.75 ~ 7.875 inch
細いですが、クイックな動きを好むストリートスケーターに人気のサイズ。女性でも問題なく扱え、少ない力で取り回しが出来る最後のサイズ。
・8.0 ~ 8.125 inch
ストリートスケーターに最も人気のサイズ。やや幅が広く、適度な安定感でスタンスが整えやすく、スピードをつけやすい。昨今のトレンドを考えると女性が使える上限サイズという意見が多く見受けられます。
・8.25 ~ 8.375 inch
今や日本国内でも「8.0 ~ 8.125インチ」と人気を二分するサイズ。前述のサイズより安定感に優れるので「ストリートはもちろんR(ランプやボールなど)までオールラウンドにスケートボードを楽しみたい」方に最適。世界的に見ると最も主流のサイズです。
・8.5 inch 以上
R・トランジションを攻める「男前サイズ」。ストリートでも使えるサイズではありますが少し重く感じるかもしれません。しかし高速での安定感は「抜群」。これほどの大きなデッキを操るのはまさに男前。
これからスケートボードを始める場合、僕のイメージでは
・男性 : 7.875 ~ 8.375 inch。
・女性 : 7.75 ~ 8.125 inch。
・子供 : 7.5 ~ 7.75 inch
あたりを目安にすると良いかと思います。
> キック、コンケーブとは
デッキをよく見てみると、デッキの前後左右に反りがあるのが分かります。まずデッキの前後の事を、
前 - ノーズ / 後 - テール と呼び、その反りを「キック」、そして左右の反りを「コンケーブ」と呼びます。
とても簡単にいえば、キックはオーリーをするため、コンケーブはフリップを回す際に引っ掛けるために有ります。
要は「トリック」をする為には必要不可欠な物であると覚えておいて下さい。
デッキによって実は反りの強さが異なります。反りの強いデッキを「キック強め」や「コンケーブ強め」とスケーターは呼びます。
キック、コンケーブが「強い、弱い」に優劣はありません
要は自分との相性です。上手い人が使っているセッティングが、必ずしも自分に合っているとは限らないのです。
スケートボードを続けていく中で、いろいろなタイプのデッキを乗り試すことをおすすめします。
その中で、自身の好みに出会うことでしょう!ちなみに僕は、キック、コンケーブ共に弱いデッキが好みです。
長々と説明させて頂きましたが、デッキの選び方が少しはお解り頂けたのではないでしょうか。